フコイダンの論文・研究発表のご紹介

『フコイダン濃縮ドリンク』の飲用による免疫調整作用

平成25年(2013年)5月26日(日)名古屋大学にて開催された第67回 日本栄養・食糧学会大会にて『フコイダン濃縮ドリンク』の飲用についての免疫向上効果が発表されました。

東京医科歯科大学内にある臨床試験を専門としたオルトメディコ(株)、健康栄養評価センター柿野賢一代表らの協力のもと、臨床試験を実施が可能となりました。

試験内容は10名の被験者に2週間、就寝前に濃縮した液状フコイダン 50ml1本を飲用してもらい、その後の身体の状態、血液の状態の変化を調査しました。

第67回 日本栄養・食料学会大会講演要旨 (2015年5月26日発表)
公益社団法人 日本栄養・食料学会 “フコイダン濃縮ドリンク”の経口摂取による免疫調整作用
〇会森 孝次/(株)オルトメディコ 〇掛江 一也/日本がん研究所(株) 〇柿野 賢一/(有)健康栄養評価センター  〇鈴木 直子/(株)オルトメディコ 〇高良 毅/医療法人社団盛心会タカラクリニック

試験内容について

フコイダンは、渇藻類の粘質物に多く含まれる食物繊維であり、動物試験やin vitro試験において、マクロファージやT細胞、B細胞などの免疫細胞を活性化することが報告されている。本試験では、”フコイダン濃縮ドリンク”の経口摂取がヒトの免疫機能に及ぼす影響を検討するため、オープントライアルによるパイロット試験を実施した。

廣川・宇津山の免疫力スコアを用いて包括的な免疫機能を評価し、併せていくつかのT細胞亜集団の数を評価した。また、免疫の低下に伴って変化しやすい自覚症状を5件法のリッカート尺度により評価した。事前に20名の試験参加者の免疫力スコアを評価し、スコアの低い10名を本試験の参加者とした(平均年齢47.7±8.4歳)。試験参加者は、”フコイダン濃縮ドリンク”1日あたり1本(50ml)を6週間、就寝前に摂取した。摂取時期の前後に免疫機能および自覚症状を評価した。

試験結果について

【試験目的】 フコイダン濃縮ドリンク(毎日フコイダン)の経口摂取が、免疫機能を改善するかを試験調査により検討する。
【対象者】 30歳以上60歳未満の健康な男女(日頃疲労感がある方)計10名。
【試験方法】 『毎日フコイダン』を1日1本、就寝前に6週間飲用。 摂取前と、摂取開始6週後に検査。

本試験は、ヘルシンキ宣言に準拠して実施され、医療法人社団盛心会タカラクリニックの倫理委員会の承認を得た。6週間の継続摂取により、免疫力スコアが有意に上昇した(p=0.024)。また、メモリーT細胞数が有意に低下し(p=0.020)、ナイーブ/メモリー比が有意に上昇した(p=0.018)。自覚症状に関しては、「眠れなくて悩んでいる」の有意な低下(p=0.003)および「ゆっくり休んでも疲れがとれない」の低下傾向(p=0.081)が認められた。以上より、”フコイダン濃縮ドリンク”が「免疫機能を改善する」効果があるとともに、「免疫細胞間のバランスを調整する」ことが確認された。また、精神ストレスと関連した自覚症状が改善傾向にあったことから、”フコイダン濃縮ドリンク”が何らかの機序を以って精神ストレスを緩和した可能性が示唆された。本研究で用いたフコイダンは、沖縄もずくから抽出したフコイダン濃縮ドリンクである。

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